令和3年度 南城市総合防災訓練の実施報告

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2021年11月2日、令和3年度南城市総合防災訓練が行われました。この訓練は、島尻消防組合受援計画に基づき、広域的な被害を想定して実施されました。南城市全体の防災意識を高め、連携体制を強化するための実践的な地震防災訓練を目的としています。

訓練の概要と目的

訓練は、南城市や周辺地域における大規模な地震と津波による甚大な被害を想定して行われました。島尻消防組合消防本部は、南城市地域防災計画と島尻消防組合受援計画に基づき、南城市全体の防災意識の高揚や連携体制を向上させることを目的としています。

主な訓練内容

  • 土砂埋没エリアでの救助活動訓練
    消防職団員がパワーアシストスーツを着用して、土砂埋没エリアからの救助活動を行いました。パワーアシストスーツの使用により、重量物の排除が効率的に行われました。
  • FC医療車による医療活動
    熊本赤十字病院から最新鋭の燃料電池医療車(FC医療車)が参加し、電力供給を行いながら医療活動を実施しました。これにより、災害時における電力供給と医療活動の両立が可能となりました。
  • ドローンによる検体輸送訓練
    久高島からあざまサンサンビーチへ検体をドローンで輸送する訓練が実施されました。津波被害により交通が遮断された状況を想定し、電動キックボードを使用して検体をピックアップし、ドローンで安全に輸送しました。
  • 避難所運営訓練
    南城市公共駐車場にて、公用車プリウスでの電力供給や、シャワー付きアルファード(温水巡回型)を避難所に設置する訓練が行われました。また、歩行領域EVやラピッドアセスメントシートを活用した避難所運営訓練も実施されました。
  • 情報伝達訓練
    IP無線機を使用しての情報伝達訓練や、医療関係者間でのコミュニケーションアプリJoinを使用した情報伝達訓練も行われ、迅速かつ正確な情報共有の重要性が確認されました。
災害時に電力供給を行いながら活動を行うことができる、世界初の燃料電池医療車(FC医療車)
FC医療車をエアテントに横付けし、電力供給
ドローンによる検体の輸送
循環型温水シャワーを運用する入浴支援
ハイブリット型のアルファードから電源をシャワーに供給
ラピッドアセスメントシートを活用しての避難所運営訓練

今後の展望

今回の総合防災訓練を通じて、ドローン技術の有効性と重要性を再確認しました。今後も、D先進技術を活用し、災害対応能力の向上に努めていきます。また、さらなる技術革新と連携強化を図り、地域社会の安全と安心を支える活動を続けていきます。

感謝の意

訓練にご協力いただいたすべての関係者の皆様に、深く感謝申し上げます。これからも防災・救急活動の最前線で活躍し、より良い未来のために努力してまいります。

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